フィルム剥がし詳細バージョン(次ページ)
☆☆動画を交えて「コツ・注意点」等解説☆☆
糊の残り方や糊の状態によって様々な剥がし方(糊の除去方法)がありますが、下記にてご紹介する方法はその一例です。
フロントガラスへ施工してあった透明断熱フィルムの剥がし作業
施工後数年経過しているとこのように剥がしたあとには「糊」が残る事が多いのです。
この事例ではフィルム面に50%ガラス面に50%と比較的ガラス面への糊残りが少なかったので、糊剥離剤とペーパータオルを使用して溶かしながら丁寧に除去しました。
上半分が糊剥離剤で溶かしているところ
下はまだ未処理
糊剥離剤で全ての糊の除去が済んだら油膜除去剤でフィルム剥がし(清掃)の最終工程となります。
画像ではわかりづらいですがスッキリ綺麗になりました。
汚さないように養生にも気を使います。
ここからはマーク2の剥がし&施工
リアガラスフィルム糊溶解状態の一番厄介なタイプの剥がしにトライ!!
車種:マーク2
作業開始 17:10
糊が溶解しておりいたる所に気泡が発生しています。
ここにも…
車内からはこんな感じで非常に視界が悪いです。
内装を汚さないように内装品をどんどん取り外します。
17:30
剥がし作業開始15分間でこれだけ…
17:45
剥がし作業開始から36分間経過
18:06
ヒートガンでかなり高温にしないとブチブチすぐに切れてしまいます。
これでも連続で何十センチも一気に剥がれる事はありません。
コツコツ地道な作業です。
18:38
内装品の取り外し開始から約2時間で本日の作業は終了
実際にフィルムを剥がし始めてから約1時間30分でここまでです。
画像では分かりづらいと思いますが、まだフィルムを剥がしただけで一見透き通って見える部分には糊がビッシリです。
こうして施工から10年以上経過したお車の場合、フィルムを剥がす際に糊がフィルムに付いてこないでガラス側に残ってしまう事が多いのです。
19:05
<助手席側半面>
<運転席側半面>
剥がしたフィルムの残骸です。
通常はこんなに細切れになる事はありません。
柔軟性が失われてパリパリ状態です…
作業2日目、9:00から作業開始しました。
9:58
ようやくフィルムを剥がし終わりました。
作業開始から4時間20分
剥がし始めてから3時間50分
11:20
これから糊の除去になります。
使用アイテムはボンスターのスチールウー№000番
強力糊剥がし剤
養生をしっかりと…
11:40
スチールウールを適度な大きさにカットして強力糊剥がし剤をしみ込ませて擦ります。
溶けた糊ですぐに目詰まりしますのでどんどん交換します。
11:44
ただひたすら擦るだけの単純作業ですが根気と体力が必要です。
熱線・セラミックドット(黒いボツボツ模様)周囲は糊が残りやすいので照明を使用し念入りに。
糊の除去が全て終わり1枚貼り施工の為の加工へと移ります。
作業開始から7時間
剥がし始めてから6時間30分
13:58
約20分ほどで加工終了
「こんなにシワがあって貼れるの?」って思うかも知れませんが大丈夫です!
14:17
不要部分をカットしてフィルムの完成です。
14:31
ここでフィルムのセパレーターを一旦剥がしたっぷり施工液を入れます。
セパレーターを戻しフィルムを筒状に巻き車内に乗り込みます。
※詳しくはこちらをご覧ください。(別窓で開きます)
油膜を除去しながら糊残りが無いか最終確認です。
14:43
フィルムを折らないように慎重に施工液と空気を抜いていきます。
15:06
養生を取り外し内装品を取り付けて完成!!
所要時間:9時間
使用フィルム:リンテック/ウィンコス
品番:GY-05 断熱フィルム
15:49
※ガラスによってはご紹介の方法ではうまく除去できない場合やキズが入ったり表面の加工の剥離が起こる場合がございますのでご自分で試す方は自己責任でお願いします。
ご自分での作業に自信がない方はご利用ください。
剥がし糊除去料金