原因としては大別して2とおりあると思います。
【第一の原因】
◎元々の塗装の仕様◎
弊社では色々なメーカーの新車の磨きやコーティングを行います。
メーカーによって表面の仕上げに差があります。
特定のメーカー名は出しませんがいくつかのメーカーでは塗装表面に霧がかかったような感じになっています。
下の画像をご覧ください。
※塗装表面にピントを合わせるために名刺を乗せて撮影
【↓PC用大きな画像】
霧状のブツブツが消えて蛍光灯の映り込みがクッキリ・ハッキリしました。
これは弊社で使用する特殊なポリッシャーと最適なバフ・コンパウンドの組み合わせで研摩しました。
色々とテストを繰り返し、バフ目を入れずにこのように仕上げる方法を確立致しました。
※申し訳ありませんが方法は非公開です。
この研摩前と研摩後ではボディーへの周囲の映り込みが全然違います。
この塗装の状態にご不満を抱いている方には研摩後の違いがハッキリとわかるレベルです。
新車コーティング施工の際に、通常の前処理(軽研摩等)をするだけですと、雨ジミ・水ジミ・水垢等は除去できますが、この霧状のボケは除去できません。
コーティングを検討の方、コーティングまでは不要だがボケを除去したい方。
きれいにクッキリできます!!
是非、ご検討ください。
価格はこちら(準備中)
【第二の原因】
◎花粉の被害◎
春は「スギ花粉症の旬」。
街ではマスクに涙目、停まっている車のボディが真黄色になっている光景は日常的です。
そんな私たちの生活に大きな影響を及ぼす花粉ですが、自動車にも悪影響があることは周知の事実です。
花粉の飛散量は気候によって毎年異なりますが、近年は猛暑などの影響もあり全国的に飛散量が増加している傾向にあります。
改めて花粉の基礎知識や自動車塗装に及ぼす影響についてご案内します。
花粉被害のメカニズム
花粉はカプセル状で、油分を含んでいるため水に溶けにくい。
また、拭いても伸びやすくて拭き取りが困難です。
1.花粉は水分を取り込む性質があります。
花粉は水分を取り込む性質があります。
水分を取り込むと花粉のカプセルは膨らみます。
※1〜3月は結露などから水分を取り込みます。
2.水分を取り込むと花粉のカプセルは膨らみ、花粉の被膜が破けて中身(ペクチン)が出てきます。
被膜が破けてカプセルの中身が出てきます。乾燥時に収縮し塗装に変形を及ぼします。
3.この状態で長期間放置してしまうと塗装に変形を及ぼします。
花粉による侵食は放置しない限り穏やかですが、アミノ酸は乾燥時に収縮し塗装に変形を及ぼします。
また、乾燥していても紫外線によって酸化し、この状態で長期間洗車しないで放置してしまうと酸により塗装に侵食を及ぼしウォータースポット(水跡・イオンデポジットとも言います)などが発生します。
ウォータースポット(水跡)とは
塗装面等に発生する水滴状の白い輪郭のこと。
塗装面の上面(ボンネット・ルーフ・トランク等)に発生する事が多く、ウィンドガラスやモール等にも発生します。
水滴が蒸発する際にできる縞状の模様もあります。
花粉被害の修復は非常に厄介です。
新車で、被害直後に処置を何もしないでご来店頂いた場合は、修復の可能性は高いです。
研摩やケミカル等で処置した状態でご来店頂いた場合は、上手く修復できない場合があります。
花粉被害の疑いがある場合は何もせずに一度ご来店頂き状態を見させてください。
※価格は現車確認後のお見積りになります。